弓矢の家ではなく「弓矢の茅屋」

2018年9月からはじめたボクの「弓道修練」と2022年3月からの「謡・仕舞稽古」の記録ブログです。

「弓矢の家」とは、代々弓矢の道にたずさわる家、武家、武門をいいます。でもボクはとてもおこがましくて武家などとはいえませんので、あばら家という意味の茅屋(ぼうおく)をあてることにします。

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参段審査3回目も残念

一昨日12/11の参段審査、今回も残念な結果となりました。

一射目は的の右上に外れ、二射目はまさに正鵠を射たのですが、入場の際本座に進むときに大チョンボをしてしまいました。5人一組の一番目で入場する大前(おおまえ)だったのですが、本来の位置よりも3歩ほど前に行き過ぎてしまいました。斜めに戻ることで本座に進んだのですが、参段審査の統一基準「射形定まり、体配落ち着き、気息整って、射術の運用法に従い、矢飛び直く、的中やや確実な者」の体配ができていないということになります。また昨日の椿弓道教室では先生に「目づかい」でキョロキョロしていると指摘されました。もう一度基本の体配をしっかり身につけなければなりません。

また、的中率が20%に満たないほど悪く、その改善のため審査の2週間くらい前から作為的な捻り離れ(かけほどき)を行うことで、審査一週間前の練習では30射15中と50%まで改善し、審査でも2射1中だったのですが、この離れも何かしっとりしないというか納得のいく離れではないので、まだまだ改善が必要です。

課題ははっきりしているので、次の2023年2/27の審査まで、さらに修練するのみです。

参段審査二回目も不合格

10/9(日)に四日市弓道場で行われた三重県内弓道審査会での三段審査に臨みましたが、残念な結果となりました。比較的落ち着いてというか開き直って射た結果、最初の甲矢(はや)は的一つ分上に外れ、二本目の乙矢(おとや)は中りました。ただ、まぐれで中っても実質が伴わなかったのでしょう(肩に力が入っていた、胴づくりでブレが見られた)不合格となりました。

直前の稽古では28射5中とまったく振るわず、途方に暮れておりました。とにかく「離れ」が悪いのです。離れは自然の離れが求められますが、なかなかそうはいきません。もう一度射法八節を基本から見直して修練するしかありません。

次回は12/11(日)三重武道館での審査会です。もう少し稽古の量、矢数を増やす必要があるようです。最低でも週3日、100射、的中率は最低50%、体配(目づかい・跪坐・執弓・歩き方・立ち方・座り方など)をしっかり身につける、を目標に稽古に精進することが必要です。

会・離れ

会での詰合い・伸合い・弓手手の内・馬手離れについて、大いに悩んでおります。

自宅庭の巻藁ネットでの射をビデオ撮影していろいろ分析して、どうすれば正しい会・離れが実現できるのか、試行錯誤の毎日です。

正面と側面からの射を合成してみました。

離れの弓手と馬手の動きの拡大とスーパースローモーション
馬手の「矢筋への鋭い離れ」「残身の形」を意識することで改善できる。
2022.9.22追加
後ろから縦線の確認と打ち起こしから残身での弓手の位置、弓倒しまで

矢束のこと

「矢束(やづか)」とは弓を射る射手に最も適した引き込むべき矢の長さをいいます。

「束(つか)」とは四本の指一握りで矢を握った長さで、二寸五分(約7.5cm)です。また、指一本分の長さを「伏(ふせ)」といい、一伏は五分(約1.5cm)です。

通常は写真のように左手を指先まで伸ばして、喉筋から中指の先端までの長さといわれています。ボクの場合は94cmです。使う矢の長さ(矢尺)は、矢束プラス5~10cmが適切とされます。

一昨日、鈴鹿市武道館で稽古した際のビデオをみていたら、下の写真のように引き込む矢の長さが違っていることを発見しました。

画面上の長さを測り実際の矢の長さとの比率で割り出しました。
矢の長さは105cmなので、弓の厚さ1cmを加えると、上の矢の引き込み95.5cm、下が97.5cmとなります。

上がほぼ正しい矢束で引けているということですね。下はいわゆる「引く矢束」ということになります。

昔の弓道教歌に「引く矢束引かぬ矢束にただ矢束、放つ放れに放さるるかな」というのがあります。
「引く矢束」とは手先の技だけで押し引きして、自らの力で放つこと。
「引かぬ矢束」は心の安定、気力の充実で機熟し、自満の末(雨露離うろり)に発すること。
「ただ矢束」とはただ引き込んで保持しているだけの伸び合いのない状態で、力尽きて放されること。

「引かぬ矢束」は詰合いの正しい会から、さらに正しい伸合いの会で、矢束は静止していて動かないが、内には躍如たる精神力と伸筋との働きが無限に連続して、弓矢の働きを育てつつある至極のものであり、
「会」は心理的には不動心に連続であり、的に対する執着心や欲望、雑念を去り、正しい信念にもとづき克己、冷静、忍耐、決断力等の心気の充実につとめるとともに、疑い、不安、弱気、恐怖、卑下感等の陰性を払拭しなければならない。この修練は「射即人生」につながる大切な道である。と言われています。
(弓道教本第一巻、現代弓道小事典から)

あと、首筋が矢と十文字になっていません。打起し、大三、引分け、会とだんだん頭が後ろに傾いてきています。会で矢と十文字!

少しずつ課題解決の対策が見えてきました。

9/14の稽古では28射9中、的中率32%でした。最低でも50%にしたいですね。

的前と巻藁前の違い

昨日は鈴鹿市武道館で稽古、新しい弽を差して的前で12射、中りは2射、的中率16.67%、依然として中りません。

新しい弽は特に問題なく、使用感もまずまずです。

矢所は以前ほどバラバラではなく、ある程度まとまってきたようです。

あらためて的前での射をビデオ撮影して確認しましたが、打ち起こしで鳥打ち(矢先が上を向いている、水平かやや下向きが正)、首筋が斜め(矢と直角十文字が正)、大三から離れにかけて頭が退く、会が3秒(5秒程度が正)、残身が取れていない(2秒程度が正)、等々射形は崩れるし、力が入って離れも濁ります。

的前と巻藁前の違いを比較する動画をつくってみました。あきらかに的前はダメダメですね。

課題山積みです。

弽(ゆがけ)新調

弽は弓を射る際に弦を拇指で引っ掛けるのに使用します。もともと弓は素手で引いていましたが、強い弓を引いたり、数多く引くと指を痛めてしますので、それを防止するために使用されるようになりました。

2018年9月から鈴鹿市弓道教室で弓道をはじめましたが、その時に手が大きいボクに合うサイズがなく、オークションで何となくサイズが合いそうな弽を6000円ほどで入手しました。7号と内側に記載がありました。

それ以来使用していたのですが、最近矢を放つ際の「離れ」が上手くできず、的にほとんど中りません。これでは三段は程遠いとどうするか考えていたのですが、技術もさることながら道具である弽にも原因があるのではと思い立ち、オンラインショップに手形を送って、ボクの手に合う弽が在庫でないか訊いてみたら、8号でもやや小さいので、在庫で会うサイズはないとのこと。オーダーメイドだと3か月ほどかかるということであきらめました。

10月の三段審査の前になんとかならないかと別のオンラインショップに当たるもだめ。以前弓道着を購入した、大津の大倉弓具店にダメもとで電話して確認したら、8号や9号の大きいサイズも豊富にそろえているとのこと、さっそく昨日9/6(火)購入しに行きました。何種類か実際に差してみて、8号Eサイズがピッタリとの店主の見立てで、それを購入(28000円)しました。

今日、庭の巻藁ネットで実際に新しい弽を指して引いてみたら、まだ固いのでやや違和感はあるものの、かなりしっかりと引くことができます。以前の弽では指の自由が制限されていたようです。

午後から鈴鹿市武道館で実際に的前で使用してみます。

参段審査1回目は残念

昨日の参段審査は不合格でした。

参段審査の統一基準は「射形定まり、体配落ち着き、気息整って、射術の運用法に従い、矢飛び直く、的中やや確実な者」となっています。

審査では一手(矢を2本射る)の内1本は的に中らないと合格できません。残念ながら2本とも外してしまいました。

次回は10/9ですが、ひと月ちょっとしかありません。本腰を入れて稽古しないとまた同じ憂き目です。

審査当日いっしょに受審していた弓道教室の生徒さんがタイミングよくボクの審査の射をスマホで撮影してくれていました。なかなか貴重なものです。今後の参考になります。ありがとうございました。

2本目の射

射形はそれほど崩れていません。会も4-5秒とれていますし、残身も取れています。1本目が的の右側に30cmほど外れたので、少し左に狙いを変更したら、今度は左側に20cmほど外してしまいました。

先生にことの次第を報告したら、「狙いを変更してはダメ。右に外した原因を分析してその原因の方を直すのが正道です。」とご指摘いただきました。

なるほどその通りです。1本目が右に外れた原因は弓手の角見が効いていなかったことです。弓の返りがいつもの半分しかありませんでした。2本目はいつも通り完全に弓返りしていましたので、狙いを変えなければ中っていたかもしれません。

実践の中でいろいろ経験し学ぶものです。もっと稽古を積まなければなりませんね。

取懸けと矢口が開く

色々と射について悩むことが多いこの頃です。

「取り懸けの手の内」
取り懸けの手の内を整えるのに、親指(帽子の弦溝)を弦に十文字にかけ、三弽の場合は親指・中指・人差し指を一つに重ね、矢に人差し指を添わせ、矢に添った人差し指が離れないように打ち起こし、矢に添えた人差し指を意識しながら軽く手首を伸ばすように「大三」に受け渡し、「大三」で親指・中指・人差し指の重ねを確認し、右手の内・手首・肘を矢筋に張り、手首の形を崩さないように肘で引き取る。この時、人差し指は矢に添ったままで、上下に移動したり、矢から離れたり、矢を強く押す等変化してはならない。初めから同じように強からず弱からず矢に添わすこと。

「会で矢口が開く」
矢が弓の右側面の矢摺り藤から離れること。妻手の拳で、外向きに引こうとするために起こる。引き分けで手首に懸り「ひねり革」あたりで矢筈を押し出したり、頬で矢を押したり、取り懸けに問題がある時に起こる。
矯正するには、引き取りに際して手首の力を抜いて人差し指を矢に添わせ、矢を内回させる気持ちで肘で引くことを心掛け、下弦をとって帽子を的に向けるようにし、矢筋に開くようにする。

参段審査8/28に受審

8/28(日)に弓道参段審査を受けます。

学科試験問題
(1)「射法・射技の基本」を列挙し、「基本体型(縦横十文字と五重十文字)について説明しなさい。
弓の抵抗力、基本体型(縦横十文字と五重十文字)、呼吸(息合い)、目づかい、心・気の働き

基本体型(縦横十文字と五重十文字)
 人体は様々な部分の組み合わせから成り立ち、筋骨と関節で活動させるが、左右すべての活動が相対的であり、対応的であるのが自然体の法則であり、人間の骨格の正しい在り方を示す自然体を保持することが肝要である。

足、腰、脊柱、頚椎を軸とする縦の線と、左右を支配する両肩、両腕、両肘、両手指横の線の組み合わせである縦横十文字の規矩が基本体型となる。さらに射の運行に伴い「弓と矢」「弓と押手の手の内」「弽の拇指と弦」「胸の中筋と両肩を結ぶ線」「首すじと矢」の五重十文字が総合的に働くことが射の基本であり、射法八節はこの基本体型を作る方法としての法則を説明するものである。

(2)あなたが日々の修練で心がけていることについて述べなさい。
 私は64才で弓道を始めたが、きっかけは学びなおしていた日本史に現れた弓に興味を持ったことであった。
 鎌倉時代に始まったとされる「流鏑馬」「犬追物」や武家を「弓矢の家」と呼んでいたこと、などである。
 戦闘の道具としての役割がほぼ終わったあとも、武士の修練としての弓術は盛んになり、今日の弓道につながっていることは、日本文化の根幹を示しているともいえ、日々の弓道修練の精神的よりどころとなっている。

 弓道修練の目標としては、精神修養、生涯体育、レクリエーション等である。すでに前期高齢者になり、自営業も営んでいる状況では、おのずと弓道稽古の機会は限られるが、次のような定期的かつ継続的な稽古の環境づくりを心掛けている。
・主に徒手やゴム弓により室内で鏡で確認しながら射法八節と体配の稽古を毎日行う。
・家の庭に設置した巻藁や巻藁ネットを用いた巻藁前で射法八節の基本をビデオで自己チェックする。
・週一回の弓道教室での指導者からのご指導をいただく。
・常に目標をもって日々改善をはかり、継続的に審査に臨む。

 また、弓道の歴史、文化、技をいかす精神などの知識と興味を増やし、弓道修練に深みを持たせたい。

 弓道の最高目標は「真」「善」「美」であることは教本に示されているとおりであり、常に心掛けて修練に臨みたいものである。